競技ディベートとは?
「ディベート」とは、あるテーマについて肯定側と否定側に分かれて行う討論のことを指します。より広い意味で、設定されたテーマを巡って行われる討論全般のことを指すこともあります。
「競技ディベート」は、この「ディベート」に話すべき内容や時間、人数の制約などのルールが設けられた競技であり、説得力を競い合うことを目的としています。
競技ディベートにおいては、テーマ(論題)や肯定側・否定側の立場を主催者が決定するため、競技者(ディベーター)自身が選ぶことはできません。競技ディベートの勝敗は、試合を聞いている第三者である審判(ジャッジ)が決定します。審判は、話されていた内容について、どちらがより説得的であったかを客観的に判断します。
競技ディベートの形式
競技ディベートの形式は、「準備」「言語」に基づき分類することができます。
「準備」による分類は、競技ディベートの前に行われる準備に着目したものです。「準備型」の競技ディベートにおいては、数ヶ月間準備が行われ、証拠資料の収集や原稿の作成を行った上で試合・大会が行われます。「即興型」の競技ディベートにおいては、試合開始の直前(15〜30分程度)に論題が発表されるため、準備時間が短くなっています。 「言語」による分類は、競技ディベートが行われる言語に着目したものです。日本国内では、主に日本語と英語による競技ディベートが取り組まれています。
JPDUはこのうち、日本の大学における即興型英語ディベート(パーラメンタリーディベート)の普及・振興活動を行っております。
即興型英語ディベートの形式
日本で取り組まれている即興型英語ディベートの形式としては、North American Style (NA)、Asian Parliamentary Style (Asian)、British Parliamentary Style (BP) の3つがあります。中学や高校においては、これらの形式にアレンジを加えた形式のものも取り組まれています。
それぞれの形式に関する詳細については、以下のページをご覧ください。